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空間放射線量測定器TCS172-BとPA-1000の比較

空間の放射線量を測定する機器である,NaIシンチレーションサーベイメータTCS-172B日立アロカメディカル株式会社と,環境放射線モニタ PA-1000 Radi(ラディ) - HORIBAを借りる機会があったので,家で比較してみました。

TCS-172Bは,50万くらいするエネルギー補償型のサーベイメータで,測定機関や行政等でも標準品として使用されている精密に測れる機械です。一方のPA-1000は,簡易型測定器と呼ばれる物で,低価格(といっても10万以上する)ながら扱いやすく簡便に測定できるメリットがあります。

測定値を得て,そこが高かったりした場合,測り方や測る場所も大事ですが,測定機器の性質も知っておかなければなりません。

今回の機械はどちらもシンチレーション式で,原理に違いはなくガンマ線を測るものですが,巷ではPA-1000の方が高めに出るということですので,比較しました。

Tcs172bpa1000


左がTCS-172B,右がpa-1000です。

TCS-172Bの設定は時定数10,校正定数0.98


数分同じ場所に静置したあと,30秒毎に3回測定した結果


1.家の中床面


【TCS-172B】 0.04,0.04,0.05 平均0.04333×0.98=0.0425 マイクロシーベルト毎時


pa-1000】 0.041,0.044,0.041 平均0.042 マイクロシーベルト毎時



2.敷地内土の上


【TCS-172B】 0.08,0.10,0.11 平均0.09666×0.98=0.0947 マイクロシーベルト毎時


pa-1000】 0.096,0.101,0.094 平均0.097 マイクロシーベルト毎時

ちなみに自宅は青葉区です。以上を見る限り,ほとんど差がないことがわかりました。いずれ数値の差は誤差の範囲内かと思います。仙台市内のような,放射性セシウムの沈着が少なく,バックグラウンド(自然にある放射線)とほとんど変わらないレベルでは差がでないですね。0.3〜のような地域だと差が出るかもしれません。